4月12日(金)尾崎 史フェロー
講義名【権利擁護支援の実践活動から】

【学生の学び】

  • この講義を受けて権利とは何かということを考えさせられました。人は生まれた瞬間から権利をもっています。
    しかし、高齢者や障害者、乳幼児など自分の意思を伝えることがむずかしい人の権利は護られていないと感じます。
    支援する際の待つ姿勢の大切さ、権利を護られていない現状に気付くこと、支援される人にとっての最善を考えることなど、すべての福祉現場において非常に大切なことだと思いました。
  • 権利擁護支援の実践のところで話をされていた『3つの輪』での支援を心がけ、一人では行わず異なる立場の人で支援し、悩み続けながら意思決定支援・権利擁護支援に努めたいと思いました。
    ソーシャルワーカーとして『言葉を大事に』したいと思います。
  • 現代社会において、権利擁護を意識する時代となっており、「基本的人権の尊重」を重く考え支援していかなくてはいけいと感じた。本人のためであっても支援者本位の関わりをするのではなく、本人が意思決定するまで待つ・共に寄り添う・理解する関わりが求められている。支援される人の人生であり、大切な時間であることを自覚し、自立した生活をしていく光を見つけるまで待つという支援が大切であることを学んだ。

  

  

4月19日(金)加山 弾フェロー
講義名【地域福祉とソーシャルワーク】

【学生の学び】

  • 社会福祉法人による地域における公益的な取り組みの事例を紹介いただき、大変参考になりました。
    複数法人で連携する事業には、日ごろからの連携やチャレンジを支え、応援する土壌が必要です。私たち、滋賀の福祉人がその土壌づくりやリーダーとなり、必要な取り組みを進めていく事ができればと考えました。
  • ソーシャルワーカーの専門性は開発性。ソーシャルワーカーは様々な地域資源を活用し、工夫しながら支援、サポートの形を組み立てていく、地域ニーズに応じた仕組みを考えていくという専門性が求められている。
    ソーシャルワーカーには人間力、発想力など、これまでとは違う力、ソーシャルワーカー自身の魅力を高めることが必要な時代なんだと思う。すぐには結果がでない仕事で、ワーカー自身がいろんなジレンマを抱えていると思うが、達成感が得られるように県社協職員としてサポートしていきたいと思った。
  • 『不寛容社会』についてどう向き合うか、子どもたちにどういう地域を残したいかを考えたとき、子どもたちには、自分とは違う他者を認める、受け止める寛容さをもった人に育つ環境を整え、残していきたい。
  • グループホームで働いて、ホームのことだけだった視野が、広がりつつあるなか、フェローの講義は、見方を広げていただいたような気がいたします。
    生きずらさを抱えていらっしゃる方は、沢山おられると思います。制度の狭間で困っている方もいらっしゃいます。
    いちホームの職員ではありますが、自分に出来ることがあればやってみようと思いますし、地域にも目をむけていきたいです。

   

4月26日(金)斉藤弥生フェロー
講義名【介護保険制度から包括ケアを考える】

【学生の学び】

  • “介護保険制度”について成り立ちや現在の立ち位置を聞く機会はそれほど多くなかったので、介護保険制度の現状認識するにあたりとても参考になりました。
    本日のお話の中で高齢者意識調査のデータがいくつも出てきましたが、自分たちの地域住民の考えや生活スタイルなどを把握するためにはそれぞれの地域の力や特性を知るために自分たちの地域バージョンとして実施していくのも大事だと思いました。
  • 今回ケースとしてあげていただいた「南医療生協ネットワーク」での取り組みや、組合員(住民参加型)で進められたことについては、とても感銘を受けた。
    社会福祉法人の将来は、関係者だけの協議にとどまらず、我々が担うべき役割を多くの方がたに一緒に考えてもらう機会を踏まえて実施していくことで、事業の理解、さらには利用者への理解が広がるのではないかと考える。
  • 「遠くの親類より近くの他人」ということわざにもありますが、いざ、助けが必要となったときは遠方にいる親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる、まさにその通りだと思います。高齢化社会に向けて、地域がつくる包括ケアの体制づくりを強化していく必要性を強く感じました。

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