★★ 6月2日 南 多恵子 フェローの講義 ★★

講義名【ボランティアコーディネーター論】

【学生の学び】

  • ボランティアコーディネーターの仕事は、ここまでえにしで学んできた「地域づくり」になのだと今日の講義で学んだ。
    自分自身の今後の取り組みとしては、個別ニーズに公的サービスだけで解決を図っていくことに限界を感じており、インフォーマルなサービスとしての居場所づくりや支える仕組みづくりが必要と感じている。ボランティアやボランティアコーディネーターに頼ることが解決の糸口になると考えるので、今後取り組んでいきたいと考えている。
  • ボランティアの可能性と限界、コーディネーターの役割と意義を再確認した。目の前の誰かのために、たった一人のために、共感し、理解し、行動していくことができる「人間」としての素晴らしさ、人と人との心が揺さぶられ、響き合う豊かな出会いの場、時間を創ることの意義を職員や地域社会に、しっかりと伝えられるように、事業所としてできる「しくみ」や「しかけ」を考えていきたい。
  • 講義にもあったように、国の推進する地域共生社会の構想において、だれもが我がごととして動ける地域づくり、地域での見守り支援等を地域住民によるボランティアの持つストレングスとして期待されるが、支援を必要とする人のニーズ把握と地域の支援体制づくり、支援者のマッチングはより重要となると思う。全体が見えないままに動くことで、時にはおせっかい、時には人権侵害にとらえられ、住民トラブルのリスクも背中合わせにあると思う。ボランティアコーディネーターが孤立することなく、地域ネットワークづくりの必要性も感じた。

  

  

★★ 6月9日 樽井 康彦フェローの講義 ★★

講義名【実践研究の方法-量的調査・質的調査の基本-】

【学生の学び】

  • 調査をする前に仮設を立てて、調査を設計すること。⇒事業所の満足度調査を行っているが、アンケートをしているだけになってしまっていると感じていた原因が明らかになった。仮設を立てて、調査を設計するが出来ておらず、サービス種別が違うのに同じ内容のアンケートを実施していることに無理があったと感じた。また、そのアンケートの分析がしっかりできておらず、次へ繋がっていない理由がわかった。
  • 今日の講義を受けて、調査を進めていくにあたって、一番大切なことは「何を明らかにしたいのか」ということなのだと改めて感じた。これまでのゼミで野村フェローからも助言のあった通り、「誰に読んでもらいたいのか」「一番伝えたいことは何か」をベースに、調査によって何を明らかにしたいかを、明確に設定できるかが、その後の研究や調査をスムーズに進められるかどうかに大きく影響することが理解できた。
  • えにしアカデミーの私たち学生が実践研究を行うにあたって、具体的に進めていくための方法を今回教えていただきました。
    私は、このような実践研究については不慣れなため、今回の講義は大変ありがたかったです。とともに、今後、どのように自分の研究を行うかについて具体的に向き合える道筋をつけることのできる知恵をいただいたようにも感じています。

   

   

   

★★ 6月16日 辻本 哲士フェローの講義 ★★

講義名【医療とつながっていく?福祉、福祉人】

【学生の学び】

  • 辻本フェローの講義、率直な言葉で話して下さり、何度も頷きながら受講させていただきました。
    「感情労働」という言葉を初めて知りましたが、お話を聞き「確かに…」と思いました。感情を押し殺しプロとして利用者さんに接する。上司から教わりました。でもその言葉を聞いたときは「感情がないロボットになること?」と思ったくらいでした。講義で得た知識をもとに、現場職員の職場環境やメンタルケアを充実させ良くしていくよう頑張りたいと思います。
  • 精神障害を取り巻く環境として、仕事のせいなのか、個人的な感覚として「増えた」と感じています。
    支援者と本人の関係性について「床屋とお客」の例え話が本当に理解しやすかったです。
    ご講義の内容を、他の職員とも共有し、改めて「支援」が誰の何のためなのかを考えたいと感じました。
    ありがとうございました。
  • 相談しなくなる前に気づいてあげることが必要。本人がどうしたいかを大切にする。
    精神障害の診断がつくとその人の行動のすべての原因を障がいのせいにしがちである。そうではなく、その人の本当にしたいことや気持ちを大切にし、自身のかかわり方を変えていく事が大切。笑顔が増えていけは幸せ。自分の人とのかかわり方が影響し、人が変わることがあることを意識し、行動していきたい。

     

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