★★ 5月12日 土井 裕明 フェローの講義 ★★

講義名【社会的弱者の権利をどう守るか】

【学生の学び】

  • 「サン・グループ」の事件紹介から始まり、色々な事例を紹介していただき、世の中には考えが及ばない事件が多くあることに驚きました。また、虐待防止法だけでは対応できない事例が多くあることも知りました。それはつまり、埋もれているケースも多数あることが予想され、今も苦しんでいる人がたくさんいるかもしれないという事です。周りが「おかしい」にいかに早く気付いてアクションを起こせるかが重要だと思います。
  • 人間として対人援助の専門職として、その良心に従い、権利侵害から決して目をそらさないことを信条としているつもりだが、人権意識を常にブラッシュアップし、アンテナを高く張っていないと見逃している可能性が多分にあることもしっかりと認識しておきたい。
    また、改めて、一人の人間や組織ができることには限りがあり、積極的に多職種と連携し、チームとして行動していける人間力を磨いてきたいと感じた。
  • 虐待をしてしまった人もまた、社会的弱者であったり、何らかの生きづらさを抱えている可能性がある。虐待されている人を守るだけではなく、虐待をしてしまった人への支援を併せて考えていくことが本質的な課題解決につながり、本当の支援といえるということを改めて理解した。

  

  

★★ 5月19日 渋谷 篤男フェローの講義 ★★

講義名【社会的孤立との戦いはいま】

【学生の学び】

  • 「制度では対応できない(しにくい)ニーズへの対応をすることが、制度から漏れているニーズの存在を社会に提起する」との言葉がとても印象的でした。
    大切なのは、常にアンテナを張っておくことなのだ、と今回の講義で改めて感じました。見て見ぬふりをしない、必要と感じたら動く、動いたら発信する、そのことが制度では解決しにくい地域課題の解決の糸口になるのではないか、と思いました。
  • 前回の社会的弱者の講義と合わせて考えると、社会的孤立が減少することにより、社会的弱者の声が届きやすい世の中になるのではないかと思った。制度だけでは、人の生活を支えることは難しく、ボランティアの方が役割を持って下さることによって、生活がしやすくなる方がいるのではないかと思った。
  • 業務の中で、毎日のように「社会的孤立」状態にある人と出会い、社会を変えていかないといけないと痛感している。そのため、多忙な中でも「個のニーズ」から見えてきた課題を広く社会に発信していくことを大切にしてきたつもりでいるが、一方で、制度につなぐことや、制度の限界を利用者・家族に理解し承服してもらうための説明などに終始したケースがあることも否めない。
    「相談支援~参加支援~地域づくりのサイクル」のイメージ図は、相談支援を担う者として、しっかりと頭に入れ行動していきたい。

   

   

【学生の学び】

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