★★ 2月3日 松端 克文 フェローの講義 ★★

講義名【コミュニティと共に実践する社会福祉施設】

【学生の学び】

  • 学生時代に自分が苦手だった分野を、わかりやすい例えを使って話していただいたので、とても聞き心地の良い講義でした。自分は難しい言葉を理解するのに時間がかかるタイプなので、先生の講義のような身近な例えを出して話してくれるのはとてもありがたいと思います。この講義を元に、自分の職場のコミュニケーションの取り方を考えていきたいと思います。
  • 福祉の社会はリアリティーがない、これは世間の人たちが福祉の業界を知らないからだと思います。現にこの業界を知らない友達からは「しんどそう」「たいへんそう」「自分にはでけへんわ」と言われることがあります。確かにしんどいですし、「困っている人の助けになりたい」という思いだけでは続けていけないと思いますし、生活をしていくためのお金も必要だなと思います。思いを大事にしながら対価も伴うような福祉業界になってもらえると人も集まるのでは・・・まずは自分ができることから始めることが大切ですね。今自分の役職で何ができるのかを日々考えながら業務にあたりたいと思います。
  • 法人間の連携。地域の課題にどう向き合うのか。それぞれの長所と短所の把握。そのマネジメントを誰が行うのか。福祉=利益を追求してはいけないという考えの打破。永続的に運営をしようと思うと、補助金のみを頼り経営していくのではなく、ある程度の収益は必要。ただし運営者の利益のみを追求することは論外。利用者の利益と運営者の利益のバランスが大事。できるーできない、良いー悪いなど評価は2極化してしまい、時に責任論に発展しやすいと感じている。分類することの弊害は大きい。

★★ 2月10日 原田 正樹 フェローの講義 ★★

講義名【地域共生社会と福祉教育】

【学生の学び】

  • 講義の中で熊谷晋一郎先生が「自立とは依存先を増やすこと」だと論じられたことに注目しました。今までとは違う新しい価値観であり、今の時代にフィットする言葉だと思いました。自己決定、主体性など個人がベースに物事を取られることにシフトしていた時代とは違い(これはこれで大切なことだと思いますが)相互実現、支えあうなど本来の福祉(普段のくらしの幸せ)を獲得、維持するための考え方に共感しました。
  • 業務上、”ふだんのくらしのしあわせ”という言葉は日常的に使うことや聞くことも多いが、改めて、子供たちへの福祉教育の導入として、入りやすい表現だと感じた。あわせて、小学5年生の男の子が「福祉の反対語は戦争」という言葉に触れ、平和と民主主義のもとに成り立っているということを再認識できた。
  • 【福祉教育】普段この言葉に触れる機会がなく、初めて正しく意味を理解することができた。特に「他者とともに生きる力を育む」という言葉に感銘を受けた。当事者と支援者だけではなく、住民自身が主体的になり、生きる力を育んでいくために、福祉教育が糧になるということに、自分自身もそうありたいと思った。

★★ 2月24日 堤 洋三 フェローの講義 ★★

講義名【福祉経営②】

【学生の学び】

  • 「そこそこがんばればなんとかなっていた時代から、戦略を持って挑む必要がある時代へ」という言葉がとても印象に残った。福祉も「選ぶ」ことが当たり前になりつつある中で、「選ばれるため」にはどうするのか、「選ばれ、継続していくため」には何が必要なのか…時代の変化をしっかりと捉え、【経営を考える】ことをしていかなければならないのだと感じた。
  • 前回は、社会福祉法人の法的な位置づけや役割、他の法人との違いなどの概要を学んだが、今回は社会福祉法人の置かれている現状を時代背景から読み解き、その新たな方策としての社会福祉連携の仕組みを知ることができた。社会福祉連携推進法人はまだ県内ではつくられていないということであるが、近隣の大阪、京都、岐阜などではこうした動きがはじまっており、今後こうした動きが活発化していくものと思うので、その動きを注視していきたい。
  • 私は特に、人材確保や人材育成の取り組みについて興味を持った。自身も法人を経営する中で、法人の独自性や特徴をしっかりと担保しながら、その想いに沿う人材と一緒に事業を行っているつもりである。しかしそこからの育成については、小さな法人だけでは、技術や知識を伝えることが十分ではない、もしくは偏りが出ると感じていた。この連携について、今後も知識を深めていきたいと感じた。

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