★★ 12月2日 平田篤州フェローによる集合講義 ★★

通常はオンラインがメインのえにしアカデミーですが、今回は学生が県社会福祉協議会に集まっての講義です。即興でインタビュー記事を作成する演習などもあり、学生にとってはハードでしたが学びの多い一日となりました。

【学生の学び】

  • 今回、初めての集合講義でした。やはり、集合講義だと抗議に集中できるのでよかったです。今回の「文を書く」という講義は楽しみにしていた講義のひとつです。しかし時間制限のある中、文章を書くことの難しさ、自分の技量の無さに気づいたのと、自分の興味・関心・思いというような感情がなければかけない、ということを改めて確認する時間となりました。
  • インタビュー記事のワークで、同じ情報で同じ時間を共有したのに、情報のとらえ方、まとめ方、伝えようとする視点がさまざまでびっくりしました。伝えようとする側が、自分では伝えているつもりでも伝わっていない実態、伝えきれていない事実もワークで体験し、文を書く、伝えるとは何か深く考えるきっかけができました。
  • 執筆なる源泉とは何か、のパートにおいて大事な経験とされていたこと「サンタクロースを心の中に住まわすこと」「幼いころの児童文学の読み聞かせ」などとの記載があった。こういった経験をできていない子供たちがいるということ、どんな環境で生まれた子どもであっても同じ経験をできるようにするために何ができるか、考えていきたい。

★★12月9日 山縣フェローの講義★★

【学生の学び】

  • 講義を受け、自分の経験からも地域子育て支援の重要性を改めて認識しました。また改めて日本の少子化についての危機感を強く覚えました。一方、私個人の感想ですが、学齢期になると途端に母たちへの支援(家庭支援)が薄くなるように感じています。乳幼児期の子育て支援も確かに重要ですが、学齢期になると乳幼児期とは違う悩みや課題が出てくるものです。学齢期こそ身近に相談できる場所が欲しいなと、自分の経験から強く感じています。
  • 個人的な感想としまして、講義の中にあったように、日本の社会は女性も働かないと家計や経済も回らないような状況にあり、そのしわ寄せが0~3歳児の保育に行っているように感じます。しかし現場はひっ迫したままの状況で、特にここ数か月はニュースでも保育所等での虐待や死亡事故のケースが取り上げられることが多く、なんだかとても社会のいびつさというか、政策の不具合を感じてならないです。
  • 女性が欲しいと思ったときに心も体も安心して生むことができる社会。親が、子育てが”大変”だから子供はいらないではなく、子育ては大変なこともあるけれどそれも含めて”楽しい”から子供を産みたいと思えるように、園で何ができるか、どんな支援が必要なのか、しっかり考え行動していきたいと思いました。

★★12月16日 野村フェローの講義★★

【学生の学び】

  • 異変や気がかりを共有することが求められる。というのはどの職業でも言えることであると思いますが、共有するというのは難しく、自分の場合どのような職種と共有していけばいいのかと、非常に考えさせられました。講義を受けて、自分は報連相を突き詰めていくとこうなっていくのかなと、と感じたと同時に、このEM-PASSはどうすればより良い方向に行くのかを考えることが、これからの自身のスキルアップに繋がっていくのではないかと思いました。
  • お話しいただいた内容は、大変難しい問題提起だと感じています。ネットワークづくりは滋賀県でも常に話題に上るテーマです。国は、仕組みを通じて理念の実現や狭間の解消に試みますが、それが現場に負担になっている面もあるのだろうと思います。滋賀では、自覚者が責任者という言葉があり、古くから大切にされてきた考え方だと思いますが、改めて自らの行いを振り返るきっかけになりました。
  • 未来になった時、「できる人はチャンスに、そうでない人は目を背けるか離れたくなるもの」というような「特殊能力」で終わらないための、再現性のある人材育成。豊田市の事例を聞いて「なるほど」と唸ってくれる人・・・まずは自分自身がそうなるところから、そんな仲間を増やすところまでアカデミーで学びたいと改めて考えました。

Infomation一覧へ