★★10月7日 空閑フェローの講義★★

【学生の学び】

  今回の講義から「君を大丈夫にしたいんじゃない。君にとっての大丈夫になりたい」。対人支援の姿勢として、このような姿勢でありたいと強く共感しました。
そして、「困らない状況にする」ことが私たちの仕事ではなく、「困った」を言える関係、そしてともに悩み考え行動が出来る関係の構築を目指していきたいと思います。

  20数年間、社会福祉の仕事をしてきて、しんどかったけど、ようやく気づいたことや感じていることが講義のなかにいくつも見つかって、心が震え、涙をこぼしながら聴講しました。
そして、これからも社会福祉の仕事に携わることが自分の使命であると覚悟する勇気をいただけたように思います。
「わたしたちは人間の新しい価値の創造という永遠のたたかいの渦中にいる」のだと覚悟し、先人の教えに学び、福祉人として精一杯生きて、次世代へバトンを渡したいと思います。

  「ソーシャルワーク」という言葉の本質的な意味を理解していなかったと改めて反省をするとともに、改めて自分の仕事に誇りを持つきっかけになったと感じる。
このきっかけを大切に、私自身、ソーシャルワークという言葉の意味とを位置付けを自分の言葉で語ることが出来るようになること、また自分の仕事がソーシャルワークであるということを自分自身で納得できている状態をつくることが必要であると感じた

 これからも誰かの「大丈夫」な存在になれるように、言葉だけでなく、行動で実践していくが出来るように自分の支援の在り方を常に振り返り、ソーシャルワークの可能性を広げていきたい。そして、その輪が広がり続けることが出来るように、様々な取り組みに参加していきたいと思う。

★★10月7日 沖田フェローの講義★★

【学生の学び】

  現代に合った形で、豊かな人間関係を育み、失敗することに寛容で、互いに経験知を共有することができる社会の在り方を考えていく必要があると感じました。「教育と福祉の二つの観点から地域共生を考える」時、いまの自分にできることは、公私の経験をわかりやすく広く地域に伝えて、地域と共に考えていく機会を創ることだと思います。

  共同性の中での学び・地域の子どもとして育てる考え方が現代にも適した形で作られていくべきだと改めて感じた。地蔵盆のお祭り、子ども会というような共同体は日本では解体されているが、欧米では継続されているということに驚いた。日本が進めてきたことは欧米の考え方に寄せているにもかかわらず、なぜ違いが出来しまったのか、疑問に感じた。

   日本は世界のなかでも、若者の自殺率の高い国だと言われています。それでもかつては、わが国においても、一人ひとりの子どもが地域の宝として大切に育てられてきたことを知り、心から「いいなぁ」と思うと同時に、なぜこの思想が継承されてこなかったのかを考えてみたいと思いました。

       

・  なぜ、今、福祉と教育の両方の視点を持ち支えなければならないのか、人との支えあい、自己肯定感を持てる人材の育成とはなにか。アカデミーの受講生やフェローからたくさんの意見を聞かせていただき、常に考え行動し続けたいと思います。

★★10月14日 渡邉会長の講義 ★★

【学生の学び】

  特に強く共感したワードが「社会への適応を障がい者に求めるのではなく、社会の方が障がい者に近づく。だから段差を失くす。」入学志望したころ、強く「社会への適応を障がい者に求めている」現状に課題意識を感じていました。~中略~また、「バリアフリーは人権」の言葉も強く共感し、現場にいる実践者としてはこの価値観を強く発信し続けていきたいと感じました

  滋賀の福祉現場でアイデンティティとビジョンをもって働いている人であるということが理解できた。福祉観や福祉のこころは自分自身で作っていくものであり、実践の中でぶれない強固なものになるのだと感じている。このえにしアカデミーで、滋賀の福祉人の受講生のみなさま方の福祉観や福祉のこころを積極的に知り、触れていくことで、自分自身のアイデンティティとビジョンを持てるように努力していきたい。

  対話することあきらめない、違った価値観にも関心を持つ、過去から未来、先人が大切にしてきた福祉の原点「なぜ、福祉なのか」自分自身に問いかけながら、支援する利用者からも学びながら成長していきたいと思います。

  人生は面白いものです。そして、社会は自由なものです。私は人として生まれて、社会と交わる中で、社会に恩返ししたいと思ってもらえるような社会であって欲しいです。先生から、虫の目という言葉がありました。思えば、自分にはいまだ虫の目の感覚を養えないでいるのだと思います。ひとつひとつ確かめながら、現場の実態を学び取り、虫の目としての視野を広げていきたいと考えています。

★★10月21日 上野谷フェローの講義★★

【学生の学び】

  助けられ上手になろう。という上野谷先生のお話を聴き、福祉に限らず、生きていくためには人は常にだれかと関わり、助けられながら生きているので、そのスキルを上げていく事はとても大切なことだと改めて思った。巡り合わせの運もあると思うが、つながりを大切にして行きたいと感じた。

  地域づくりは人づくり、人と会い、つながり、考えて何かをつくる行動で生活の一部にあったと思います。支援者である前に生活者である自分の立ち返り、その中に、どのように、その時にどんな気持ちがしたかの経験の大切さ、支援者自身から考えることに目が覚めた思いです。

  テーマは地域福祉であるが支援の在り方について学ぶことが出来、大いに刺激を受けることが出来たと感じている。「岡村社会福祉論」の中で話をされていた「生活上の要求が出せるかどうか。おかしいと思っていない状況から要求は出せない」には深く共感をした。

  地域共生社会づくりは、簡単に答えの見いだせないことで、何が解なのか、もっと深めていきたい事柄だと感じます。普段、地域でケアに精一杯頑張っておられる施設職員さんは、目の前のケアで日頃は忙しいのだと思うのですが、地域とつながるために、まずどういったことから始めると良いか、ぜひ先生のお考えをお伺いしたく思いました。

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