★★1月7日 加山フェローの講義★★

【塾生の学び】

・コロナ禍を乗り越えて、社会を前に進めていくために、現在ある社会資源を組み合わせながら柔軟に対応していく必要がある。また、こうした臨機応変な対応は行政が苦手とする部分ではあるが、こうした場合でこそ重層的支援体制を構築していくうえでの考え方が有効ではないかと感じた。

・自分の専門性やそれをとりまく制度の概念では新たな資源開発や利用者に対するよりよい支援ができない。様々な専門職や職種の人と繋がることで新しいアイデアができ、資源開発や支援ができる。自分の専門以外の分野を学ぶ必要もあるが、学ぶだけでなくまずは他の分野の専門職の人とのつながりをもてるようにしたい。

・今までのやり方やまわりの環境で「できるかもしれない」ことも「やらなくていいこと」にしてしまっていることも多く、 モヤモヤしている自分や仲間も多い。今日の講義を聞いて、「できない」を「できるかもしれない」に、また「やらない」を「やる」に変えていく職場でのつながりを強くしていくことが必要だと感じた。

・やらない、できない理由は幾つでもあげられる。やる理由を考えるのが、ソーシャルワーカーである。この言葉は、日々業務を行う上で多々あることで、有事の際に、まずできない理由、もしくは実践した時に考えられるリスクを想定し予防線を張るといった考えが先行しており、やる理由からあげることは少ないです。今回の講義を聴講しやる理由、できるように考えることを意識し 、何事にも取り組める癖をつけたいと感じました。

・コロナがもたらした新しいつながり方は、コロナが落ちついても継続されるべきものだと思いました。そして、二者択一のような形ではなく、一つのことがら、場面に対し、A でも B でも C でも良い。自分がつながりやすい方法でつながることができるよう、選択肢の確保をしていくことを心がけたいと思いました。

              

★★1月14日 藤井フェローの講義★★

・仕事の視点だけでは感じられないもの、見えないものが多くあると気づくことができた。また、『仕事の視点』『生活者の視点』この二つをもって地域で過ごすというのは、職場・生活圏内どちらにおいても、両方の視点で活動できるという私自身の強みにもなると感じた。

・地域での専門職と住民との立ち位置や考え方の相違、それぞれのアプローチの仕方など、なるほどと思うことが非常に多かった。また、その違いを理解した上で、協働することの必要性や重要性について自分なりに頭の整理ができたように思う。

・「自分たちの役割はここまでだけれども、こういった連携・協働があればここまではできる」というように自分たちの専門性をしっかりと他者に示していくことも協働をする上では必要なことではないかと考えました。

・講義の中から、住民と自分自身の立ち位置を意識しながら、①住民との対話、②住民を信じる、③ともに拓くということの重要性を学ぶことができました。縦割りでも横割りでもなく、多世代共生がスムーズにいくような、住民との地域づくりに興味があります。その拠点づくりができるよう、さらに学んでいきたいと思います。

・えにしアカデミーで学ぶ前は、制度の範疇でどこまで許されるのか、施設的にはどこまでのことを行っていいのか、といった考え方でした。しかし、それを考えるのが専門職の在り方であり、考えていいのだ、新しく開発していいのだ、自由な発想で考えてもいいのだといった頭に切り替わりつつあります。

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