いよいよ、えにしアカデミーが開学しました。10月8日より講義が始まり、10月は全5講義、2回のゼミを行いました。10月は塾生にとってハードなスケジュールでしたが、30名の塾生は熱心に講義、ゼミに出席し、えにしアカデミーでの学びをスタートさせています。

★★10月8日実施空閑フェローの講義★★

【塾生の学び】

「支援を求めない人たちに対して、今までの自分の感性として「自己責任」というイメージが強く、自分なりに何かをしてから…という考え方が根強くある事にハッとさせられました。」

「一人の生活を大切にするため、自分から動き、また社会でみんなで考え実践する、そして振り返り、また考える、この繰り返しの継続が必要だと思いました。」

「試行錯誤して、壁にぶつかりながら、もがきながら、そういう姿も見せられるようなリーダーでありたいと思いました。」

「「人一人は大切」であり、それが基本的価値観となり、尊厳、地域、つながり、をつくっていくための人間力を高めることが「ソーシャルワーク」の力であり、それが今求められるということが理解できた。」 

「自分が支援者として、どう相手であるご家族に見られているか、常にその点を意識して、現実を真摯に受け止め、己の人間性を磨いていきたいです。」

★★10月8日実施沖田フェローの講義★★                                                

【塾生の学び】

「共同性の中で人は育つということについて、地域社会には色々なかかわりがありますので、枠組みにとらわれずに横断的に物事を見ていく必要があると感じました。」

「歴史を学ぶことは、今の社会をみるベースになる。歴史的に障がい者や認知症の方は差別を受けてきた。その人を守ることは福祉であるが、根本的な解決につながっていかない。差別を生む社会の構造に目を向けなければならない。」

「歴史を紐解く中で、インクルーシブ教育の形態が既に存在していたことが驚いた。寺子屋の中で、子どもが子どもらしく教育を受ける姿、子どもが教え合う姿があることは、イメージとは真逆であったので驚いた。」

「昔、寺子屋の時代こそ、子ども一人一人の個性が認められ、教育も一人一人の発達にあった教育がなされていたのだと思いました。」

「テレビの時代劇で観る寺子屋のイメージとはかなり違った「子どもはこういうものだ」という前提で教えている光景に、互いが助け合い、多様性を尊重するソーシャルワークの原点を見ました。」

★★10月15日渡邉会長の講義★★

【塾生の学び】

「熱意や能力は組織やグループで一定高めていきやすいですが、考え方については、価値観や福祉観として個人の持ち合わせている資質でもあり、この部分をどう育てていくかが課題であり、やりがいでもあります。」

「気づいたものがやる。」これが全ての始まりであるように思いました。行動力と気付ける力を磨くことにより意味を成すものになると思いました。

「俯瞰力(虫の目、魚の目、鳥の目)、どの視点で物事を判断するのか、自分の力をどのように磨いて、活かすことができるのかを考えていくことが大切であると学びました。」

「人間は、自分の経験則を基に判断してしまうという言葉を聞いて、まだまだ自分の視野の狭さを痛感した。講義の中仰っていた、こどもの目線、大人の目線、背の高い人の目線、背の低い人の目線など、様々な角度・視点から物事を総合的に見ていけるように意識していきたい。」

「福祉の仕事というのは、弱い立場にある人の代弁者であるということが心に残りました。代弁しないとその人の思いや状況は世間に知られずにその状況が改善することがないと思います。福祉という仕事に対する責任感とやりがいを感じました。」

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